「自分でやってください。」 2017年9月10日
「自分でやってください。」その1
「ベランダにハチの巣ができてます。駆除お願いします。」との電話が入りました。元気そうな中年の女性の声。
「ベランダのどのあたりですか?」と私。
「お隣と仕切っている板のところです。」
「巣はバレーボールのように丸いかたち。それともハスの実のような。」
「ハスの実の形です。」
「アシナガバチですね。 そのくらいの位置でしたら、 ・・・ご自分でやってみませんか?」
「えーっ!。自分で。」
「私どもが出動すると、お金もかかりますし。アシナガバチでしたら、刺されても死ぬことはありません。」
「えーっ! でも痛いでしょ?」
「刺されないように駆除する方法を、今から教えます。
陽が落ちて暗くなったら、ハチは巣に戻る習性があります。その頃がいいです。まず、殺虫スプレー、ハチ用じゃなくでもいいです。二本用意してください。両手に持って、巣めがけて、一気にスプレーします。」
「二丁拳銃ですね。」
「そう二丁拳銃です(笑)。 それからですね。 他に注意することは・・・・・・・・・」
翌日の夜、電話がかかってきました。
「昨日は、ご指導ありがとうございました。おかげさまでハチの巣取れました!。」
「あ~。よかったですねぇ。わざわざありがとうございます。」
「どうしてもお礼が言いたくて。ありがとうございました。」
「わざわざすみません。ありがとうございました。」
アシナガバチでも、手の届かない所や スズメバチは危険なので、出動しますが、蜂の巣駆除、やってみると意外と簡単にできる場合があります。
「自分でやってください。」その2
「電子レンジ1台捨てたいので引取りお願いできますか?」若い女の子です。
「電子レンジだけですか。」
「はい。」
「電子レンジはリサイクル指定品ではないので、燃えないゴミの日に出せますよ。」
「えーっ そうなんですか。」
「青い燃えないゴミの袋に入りますか?」
「入ると思います」
「じゃ、それに入れて出してください。お金はかかりません。」
「あっ、ありがとうございます。」
※市が収集しない、リサイクル指定品は、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、パソコン、です。
「自分でやってください。」その3
「側溝にキーを落としてしまって、取ってもらえませんか?」夜の10時頃です。
「場所はどちらですか。」
「大名です。」
「穴から覗いて、キーは見えますか? スマホの照明をあてて見てください。」
「あっ、見えます!」
「深さは20~30cmぐらいだと思います。針金などの先をまげて引っ掛けて取るか、磁石があれば、紐の先に磁石をつけても取れると思いますが、、、。」
「あ~、やってみます。」
「もし、どうしても、取れなければ、また電話してください。」
30分後。
「取れました!。ありがとうございました。」
側溝のコンクリートのフタは、鉄製のバールでこじ開けることはできます。でも、そこまでしなくてもいい場合がほとんどです。
今回は「自分でやってください。」シリーズでした。