朝、仕事に行く途中、運転しながら、中西一清の「スタミナラジオ」を聞いていると、

宮沢賢治の「雨にも負けず」の詩にメロディをつけて歌ってる歌手を紹介してました。

『へぇー、おもしろいなぁ』ちょっと感動でした。

 

雨にも負けず

風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ

丈夫なからだをもち

慾はなく

決して怒らず

いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と

味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを

自分を勘定に入れずに

よく見聞きし分かり

そして忘れず

野原の松の林の陰の

小さな萱ぶきの小屋にいて

東に病気の子供あれば

行って看病してやり

西に疲れた母あれば

行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば

行ってこわがらなくてもいいといい

北に喧嘩や訴訟があれば

つまらないからやめろといい

日照りの時は涙を流し

寒さの夏はおろおろ歩き

みんなにでくのぼーと呼ばれ

褒められもせず

苦にもされず

そういうものに

わたしは

なりたい

　

帰ってから、ネットで調べてみると、彼（名前聞き忘れました。） が最初ではなく

高平つぐゆき氏と上々颱風がすでに作曲して発表しているとか。

 

ともあれ、この詩。

あらためて、こうやって味わってみると、

いいですねぇ。

便利屋としても、こんな心境で、仕事をしたいものです。

 

 

 

※歌手は宇佐元恭一さんでした。

ＴＶ番組「誰も知らない泣ける歌」で紹介されて、急にこのブログのアクセスが

増えました。

こんな歌でしたね。　⇒　http://jp.youtube.com/watch?v=UuHAHqqvVh8

2008年10月8日追記