どうしてこんなにカビが生えてしまったのか

 

次のようなお話でした。

ご主人は単身赴任。お子さんは就職して家を離れ
奥様一人の生活が始まります。
その頃、年老いた両親の介護が必要でした。
数日間、家を閉めて、ご両親の家へ通う日が続き・・・。

カビが生えているな、と思いながらも
いつの間にか数年が過ぎてしまったということです。

人が家にいない、とはこんな結果も招くのでした。

もちろん炭のような真っ黒なカビのかたまりは、
北向きの日当たりの悪い部屋の奥の壁。

他の部屋にはカビが壁や天井に点々とひろがっていました。


これだけのカビのクロスクリーニングは今まで経験がありません。


でも、ここがナントカできれば、とてもいい自信になります。
何とかしてみようと、やる気がむくむくと湧いてきました。


カビの原因


カビは空気中に浮遊している生きている菌です。
ある研究によると、空気中1立方メートルに80個以上のカビ菌が
浮遊しているそうです。

油断してると、いつでもカビは付着し繁殖します。
 
①湿気があるところ 栄養があるところ
適度な水分と栄養があれば、カビ菌は喜んで定着します。
サッシの結露、お風呂場に残った湿気は一番いいとこです。
栄養とは食べ残し、ホコリ、チリ、あか等。

②適度な温度と酸素があること
繁殖しやすい温度は10~35℃といわれています。
カビは呼吸するのに酸素が必要です。
呼吸できない水中ではカビは生えません。

だから、
人間の普通の生活にカビは喜んでついて回るということですね。

対策は、
掃除をこまめにする、水分をふき取る、風を通す、乾燥させる
日光を当てるということでしょう。


どうやってカビを取るか

 

付着し繁殖してしまったカビ。これをどうやって取り除くか。

カビは付着して、菌糸という根を伸ばします。
そして胞子を表面に広げて行きます。

表面の胞子が伸びた部分は
洗剤を貼付し、拭き上げることで取り除くことができます。

汚れによって、洗剤を選びます。
油汚れはアルカリ性洗剤、
お風呂場の水垢などは酸性洗剤
その他の一般の汚れは中性洗剤です。

 

問題は「根」の部分です。

そのカビを取るために

塩素系の漂白作用があるカビキラーⅡ(業務用)
酸性のBTBという二種類のカビ取り剤を用意しました。


カビの研究といくつかの実験をして
ついに、その現場に行く日となりました。

作業予定はスタッフと二人でまる二日間です。

 

このクロスクリーニング、実際には、思うように進みませんでした。

               <続く>

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