先日、久しぶりの障子の張替え依頼です。全部で6枚。
まず、古い障子紙を剥がす作業。
糊の部分に水をつけます。
そして5分ほど、待ちます。
水が浸透して、糊が柔らかくなったところで端からはがします。
そうすると、キレイに一枚全面をはぎとることができます。
木部の汚れをきれいに拭き取り、乾かします。
乾いたことを確認して、いよいよ紙を貼る作業に。
紙を端を留めるのは、網戸の張り替え用のクリップが有効です。
紙を伸ばして位置を決めた後、糊付け。
そして一気に全面張ります。
糊が乾いて、紙が接着したことを確認して、余分な紙を切り取ります。
この切り取りをキレイにできるかどうかで仕上がりが決まります。
紙のたるみがある場合は、霧吹きをします。
そうするとピシッと紙が張ります。
出来上がりです。
一枚一枚養生をして車に積み込みます。
届け先はマンションの一室。
一階のエントランスに置いて、自動ドアに気をつけながら運んでいたら、自動ドアが閉まり始めて 、あわてて中へ入れようとしました。
「カスッ」という音が聞こえました。
「あっ、破れた!」
もう一枚の障子の紙の隅に角が当たってしまいました。
仕方ありません。その一枚は再度持って帰って、
張りなおしとなりました。