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ウォシュレットのお話
「トイレの水が出なくなって・・・」という電話でした。
見に行くと・・・、ウォシュレットの洗浄水でした。
※「ウォシュレット」と言う言葉はTOTOの登録商標商品のことですから、正確には「温水洗浄便座」とでも表現しなくはいけません。
INAXは「シャワートイレ」パナソニックは「ビューティトワレ」日立が「ファミレット」と言う具合です。
でも、私たちはついつい「ウォシュレット」と言ってしまいますね。それだけ、TOTOの初期のテレビ等の宣伝戦略がうまくいったのでしょう。
そのお宅の温水洗浄便座は、日立の「ファミレット」でした。
これまで、TOTOやパナソニックの取り付けや修理はしましたが、日立は初めてでした。
とりあえず、止水栓を締めて水を止め、分解して、フィルターの詰まりを見ます。
少し詰まっていましたので、ブラシで水洗いします。
内部の電気配線の断線もありません。汚れをふき取って元に戻し、止水栓も開けましたが、
やっぱり水が出ません。
「取り扱い説明書はありませんか」と言って、探して出してもらいました。
やっと分かりました。
原因は二つ。止水栓の調節とセンサースイッチでした。
日立の場合、止水栓を全開にすると、便座への水が止まってしまいます。・・・だから、全閉でも全開でもなく、中間のどちらも水が流れるところで止めることが必要でした。
それに、座っている時だけ洗浄水が出るように、センサースイッチが付いているのですが、日立の場合は便座の下にセンサースイッチがあり、便座が前にズレていてそのスイッチが入らなかったのです。
メーカーによって温水洗浄便座の仕様は違います。各メーカーごとの仕様の違いを知っておく必要があります。
今日もいい勉強になりました。
温水洗浄便座の普及率は日本では6割を超えているそうです。わが家でも10年ぐらい、2台目です。
おしりが慣れてしまったせいか、外で用を足すときも、コレでないと落ち着きません。
日本人の生活に必需品になりつつあります。故障しないように時々手入れが必要ですね。