8月に入って不順な天候が続いていましたが、福岡は今日はいい天気で夏日でした。暑いです。
不順な天候のおかげで、お盆前の仕事が15日までズレ込んでしまい、16日は体を休め、昨日やっとゆっくりと本を読むことができました。
「売国者たちの末路」副島隆彦・植草一秀著 祥伝社刊
副島隆彦氏と植草一秀氏。テレビや新聞等、いわゆる表メディアではほとんど見ることのない人たちですが、インターネットの世界では多くの人が彼らの主張を読んでいます。私もその一人。
「売国」を国語辞典でひくと「自国に不利で敵国の利益になることをして私利を図ること」とあります。
読売新聞社の社主であった正力松太郎氏、自民党を立ち上げた政治家の一人の岸信介氏、右翼の大物といわれた児玉誉士夫氏が、CIAのエージェントであったという極秘文書が公開されたという報道がありましたね。
その流れもありますが、この本で指摘されているのは、小泉純一郎氏と竹中平蔵氏、そしてそれに連なる政治家、官僚、マスコミ、学者などです。
4年前の「郵政選挙」では、「政権有利の情報操作」というマスコミの大支援を受けて、小泉首相率いる自民党が圧勝。
多くの国民が「改革」「抵抗勢力」「刺客」などの言葉に惑わされて、自民党に投票してしまいました。
小泉首相、竹中総務相のコンビで進められた「骨太の政策方針」や「構造改革」は、結果的に、日本の社会を暗いものにしてしまいました。
「派遣法の改正」で人材派遣会社が雨後の竹の子のようにできて、多くの若者が正社員への道を閉ざされてしまった。
「緊縮財政」がきっかけで暴落した日本の株を、ハゲタカ外資が買いあさり、多くの日本の保険会社が消え、外資が大株主という日本の会社が増えてしまった。
毎年3万人を超える自殺者。疲弊する地方経済。空洞化する産業。
「障害者自立支援法」という名前ばかりの悪法で、障害者はお金がなければ十分な手当てが受けられなくなった。
「郵政民営化」で何が良くなったのか。変わったのは郵便局の窓口に仕切りができただけ。
これらの施策は、アメリカ金融資本に利するばかりの結果になってしまったのです。
「おいおい、いいかげんにしろよ」と言いたくなります。
今日は衆議院選挙の公示日です。投票は8月30日。
多くの日本人が「何か、おかしいな」と気づき始めたのでしょう。民主党に政権が移りそうな情勢です。
民主党が政権をとってすべてうまくいくとは思えませんが、とりあえず、売国奴の多い自民党とはおさらばしたほうが日本にとってはいいようです。
久々ぶりのブログの更新です。お気に入り登録の方、申し訳ありません。