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 福岡市郊外、古賀市にある薬王寺温泉の近くの大きな一軒家。スズメバチの巣の駆除依頼がありました。

 見上げればトンガリ屋根、勾配が45度もあります。その庇の下に大きなスズメバチの巣。直径約80センチという巨大なものです。(写真参照)

 福岡ホームサービスのスズメバチ駆除史上、最大の大きさ。しかも最高の高さ(約7メートル)。

 壁面塗装のために足場を組む予定なのですが、スズメバチが飛び回って、足場を組むのを職人さんが嫌がっています。巣を取り除かないと塗装作業も、もちろんできません。

 クレーン車を入れるスペースはない。

 さて、どうしたものか。 

 

 「屋根の下、庇のところまで、ナントカ足場を組んでください。そこまでできたらナントカしましょう。ただしハチに刺されないように気をつけて」と私。

 こんな時ほど、じっくりと綿密な計画を練らなければなりません。

 二日後、夕方、(娘の結婚式の翌日) 作業場で「特殊加工したハシゴ」と、「捕獲用の大きな網」を積んで、現場に向かいました。

 

 足場が組んでありました。

 まだ明るいうちに、足場の上に登って、スタッフと二人でハシゴを屋根に固定します。

 固定するときに、バタン!と大きな音を出してしまいました。 

 いっせいにスズメバチが巣から出てきます。その数、数百匹! ハンパな数ではありません。そのうち数十匹が私の周り1mぐらいを囲みました。私をにらみつけています。

 ブーンブーンと不気味な音を立てています。 いつでも刺せる体勢です。

 この時、まだ防護服を着ていません。白い帽子と白い服は着ていました。

 白い帽子をかぶっていなかったら、数十匹にさされて、それこそ虫の息だったかもしれません。

 夢中でスプレーを撒きながら、足場を降りました。

 

 もう数十回もスズメバチの駆除をしてきた私ですが、さすがにビビリました。

 ナントカ、ハチに刺されずに、済みました。

 

 日が沈むのを静かに待ちます。

 

 やがて日が沈んで辺りが真っ暗になりました。スズメバチたちはやっと全部が巣に戻ったようです。

 足場を登り、スタッフにライトを当ててもらいながら、私は防護服に身を包み、殺虫剤スプレー3缶と捕獲用の網をもって、一段一段ハシゴを登りました。

 いくら大きくても、スズメバチの巣の出入り口は一箇所。

 巣に手が届くぐらいに近づいて、その出入り口に向けてスプレーを発射しました。さすがに大きくて3缶全部使い切りました。それでも、巣の中では、まだブンブン音が聞こえます。

 ブンブン音も次第に静かになりました。

 網を下にセットして、巣の切り離しにかかりました。「え~!?硬い!」。その大きさのためか、簡単には切り離すことができないくらいガチっと付いていました。

 やっとナントカ網に巣を全部入れて、駆除完了です。

 やれやれ、今回も刺されずに、無事駆除が終わりました。

 

下の写真は駆除したスズメバチの巣です。45リットルのビニール袋二つ使いました。

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2011年10月10日撮影 
 

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