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トイレ・台所・風呂・浴室・風呂・洗面所・排水・下水など、 水漏れなどの水道トラブル全般、24時間対応しております。できるだけ急いで修理にうかがいます。
水道トラブル ご参照ください。
基本料金は 8,000円から 緊急出動の場合は 10,000円から
修理の内容状況(部品の交換など)によって変わります。
今日は水圧のお話。
「太陽熱温水器を1階の屋根から2階の屋根に上げてもらいたいんですが・・・」
理由は次のようなことでした。
数年ぶりに実家に戻ることになった息子さんが、お湯を出そうとコックをひねるとチョロチョロとしか出ません。
シャワーにもならないので、シャワーヘッドを外してしまってあるとのこと。
太陽熱温水器を2階の屋根に上げたら、水圧が高くなるのでは、とのことでした。
伺って様子を見ました。水道の給水圧力は問題ありません。
お湯の場合は、太陽熱温水器に水を上げて、そのタンクにたまったお湯が、ボイラーにつながって出てきます。
夏場は太陽熱でお湯となり、冬場はボイラーで沸かしてお湯を出すという形です。
確かに、水圧はかなり低い状態でした。
当初「2階の屋根に上げても水圧はさほど変わらないのではないか」と考えていました。
というのは、今まで1階の屋根でも十分に水圧が確保できていた例が多かったからです。
太陽熱温水器は、いたってシンプルな構造です。故障は少なく、うまくメンテしている人は20年を超えています。
水道の水を温水器まで汲み上げます。この際は水道の圧力のみです。
汲み上げられた水は、ガラスを張った熱受け板を通して温められ、タンクに貯められます。
そのお湯が蛇口を通して台所やお風呂場で使えるというしくみです。
いろいろと検討してみました
・「つまり」ではないか
→数箇所フィルター部を外してゴミを除去したのですが、水圧は変わりません。
・シャワーヘッドを変えてみては
→チョロチョロですので、さほど効果はないようです。
・ボイラーの出口に加圧ポンプを取り付けてみては
→三相電機さんに相談してみました。ただ水圧の関係で、安全弁や空気抜き弁やバルブなどを設置する必要があるそうです。10万円以上の費用がかかります。
・ボイラーの減圧弁の影響ではないか
→計算してみました。
メーカによるとボイラーの減圧は約0,8㎏/㎡ぐらいに設定されているとのこと。
直径13㎜の管で太陽熱温水器(高さ約5m)からボイラーへは約0,4㎏/㎡。
温水器を2階に屋根に(高さ約8m)上げれば、約0,8㎏/㎡ぐらいまで上がりそうです。
2階の屋根に上げることは正解かもしれません。
お湯が出ない!
ということで、当初の依頼通りに2階の屋根に移設することになりました。
天気のいい日を選んで、配管の材料を用意して伺いました。
太陽熱温水器の水を抜き、分解して2階の屋根に上げました。しっかり固定した後、配管をつなぎます。
水道から水を揚げ、十分水を貯めたところで、お湯のコックをひねってみました。
「あれっ・・・」最初少し出ていたお湯が、出なくなってしまいました。
ボイラーへの接続部を外すと、上からの水が送られてきていないのがわかりました。配管は以前の倍以上の長さ(15m)になっています。
「エアーがかんでる」状態です。・・・困りました。エアー抜きの機械はありません。
意を決して、口をつけて水を吸い出すことにしました。人間エアー抜きです。
吸い続けること約3分。ドッと水が勢いよくでてきました。私の肺活量はまずまずだったようです。
以前に比べてかなり水圧は上がりました。
「その後、いかがですか?」
一週間ほどして電話してみました。
「あ~、おかげさまで水圧も高くなり、シャワーも使えます。調子いいですよ」とのこと。
やれやれ、今回も無事工事完了です。
参照→太陽熱温水器
写真はwikipediaからお借りしました。
ウォシュレットのお話
「トイレの水が出なくなって・・・」という電話でした。
見に行くと・・・、ウォシュレットの洗浄水でした。
※「ウォシュレット」と言う言葉はTOTOの登録商標商品のことですから、正確には「温水洗浄便座」とでも表現しなくはいけません。
INAXは「シャワートイレ」パナソニックは「ビューティトワレ」日立が「ファミレット」と言う具合です。
でも、私たちはついつい「ウォシュレット」と言ってしまいますね。それだけ、TOTOの初期のテレビ等の宣伝戦略がうまくいったのでしょう。
そのお宅の温水洗浄便座は、日立の「ファミレット」でした。
これまで、TOTOやパナソニックの取り付けや修理はしましたが、日立は初めてでした。
とりあえず、止水栓を締めて水を止め、分解して、フィルターの詰まりを見ます。
少し詰まっていましたので、ブラシで水洗いします。
内部の電気配線の断線もありません。汚れをふき取って元に戻し、止水栓も開けましたが、
やっぱり水が出ません。
「取り扱い説明書はありませんか」と言って、探して出してもらいました。
やっと分かりました。
原因は二つ。止水栓の調節とセンサースイッチでした。
日立の場合、止水栓を全開にすると、便座への水が止まってしまいます。・・・だから、全閉でも全開でもなく、中間のどちらも水が流れるところで止めることが必要でした。
それに、座っている時だけ洗浄水が出るように、センサースイッチが付いているのですが、日立の場合は便座の下にセンサースイッチがあり、便座が前にズレていてそのスイッチが入らなかったのです。
メーカーによって温水洗浄便座の仕様は違います。各メーカーごとの仕様の違いを知っておく必要があります。
今日もいい勉強になりました。
温水洗浄便座の普及率は日本では6割を超えているそうです。わが家でも10年ぐらい、2台目です。
おしりが慣れてしまったせいか、外で用を足すときも、コレでないと落ち着きません。
日本人の生活に必需品になりつつあります。故障しないように時々手入れが必要ですね。
水漏れ修理依頼が今週二件ありました。
誰でも「水漏れ対策 ⇒ パッキンの交換」とすぐに発想します。
私もそうでした。
ところが、この二件はどちらも、パッキンの交換だけでは、直りませんでした。
東区若宮のAさん宅の例
お風呂場の混合栓の水漏れでした。パッキン交換し、水が止まったのを確認して
作業完了としたのですが、翌日電話がありました。
「修理してもらったけど、まだ水漏れするのよ」
お宅に伺って確認しました。
シャワーと蛇口の切り替えで、シャワーにすると、ポタポタと少量の水漏れがあります。
「うーん、どうしてだろ? パッキン替えたばかりなのに・・・」
水道の元栓を止めて、蛇口の部品を分解して、あれこれと見ていたら、
やっと、わかりました!
布で各部品を拭いていたら、針の先ほどのちぃ〜さな鉄の破片が見つかりました。
これが原因でした。
浜勝松崎店の例
厨房のお湯の蛇口です。締めても、かなりの水漏れです。
「こりゃ、水道代がもったいないね」と言いながら、パッキン交換。
ところが、減ったものの、水漏れはとまりせんでした。
仕方なく、シールテープをまいてなんとか止めたのです。
二日後。
「有馬さん、折れちゃったよ」・・・とオーナーから電話。
すぐに伺って、破断した断面を見ると、管が劣化していたことがわかります。
洗い物でお湯を多用する飲食店では、劣化が早くなります。
水漏れは、劣化した管の変形からでした。
蛇口全体を新しいものに取り替えたら、きれいに止まりました。
今週は水漏れ対策の勉強でした。