何でも屋の福岡ホームサービスです

小さな仕事を喜んでする

何度か依頼をいただいている呉服町のおばあちゃんから、鍋の修理依頼がありました。
片手鍋二つと両手鍋一つです。
取っ手がグラついて、両手鍋はアルミの金具が無くなって紐で結んでありました。

「大きさがちょうどで、使い勝手が良くてね」「捨てられなくてね」

片手鍋は修理できたのですが、困ったのは両手鍋のほうです。
そのアルミの金具はもう製造していないものでした。
しかたなく、アルミの板から板金加工作業することにしました。
アルミは普通の溶接ができないので、穴を開けてネジで止めて・・・これがけっこう手間がかかりました。

お客様の希望にあわせる

ある会社の営業担当の方から
「すみませんが、クレームがあって、取引先の方に電話で謝って欲しいのですが・・・」
「・・・あ、はい、わかりました。では詳細をお聞きしましょう」
ということで、近くのファミレスで待ち合わせました。

詳細を書くことはできませんが、配送時にトラブルがあったようです。
配送した担当者になりきって、（ここでは役者に徹しなくてはなりません）

電話ですが、誠心誠意、お詫びしました。

「申し訳ございません。担当の○○です。今回は私どもの不手際で、大変なご迷惑をおかけして・・・」

話をしているうちに、相手の方も、落ち着いたようで、依頼者に代わり、今後の対応を相談していたようです

夜中２時に電話が入りました。ベッドに入って本を読みながら寝ていたところです。

「ケータイを道路の側溝の穴に落としてしまって・・・」

「はい、わかりました。すぐ行きます」

ベッドから飛び起きて、道具を用意して、箱崎の現場に着いたのは電話を受けて30分後でした。

ニッコリ笑って「こんばんわ！　どの辺ですか？」と私。こんな場合は特に依頼者とって安心の笑顔が肝心です。

バールを使ってコンクリートのフタをこじ開け１０分ほどで作業は終了しました。

「水の中に入ってなくてよかったですね。ちゃんと使えますよ」

「あ〜よかった。ありがとうございます」

「便利屋に決まった仕事などない」と最近つくづく思います。

お客様のお困りごとを解決する・・・それが便利屋。

人を傷つけたり、法に触れなければ、どんな依頼でも受ける、姿勢でやってきました。

おかげさまで、最近ますます、仕事の範囲が広がったようです。

最近の二例を・・・。

「年に何度か入院中のおばあちゃんが帰ってきます。家の入り口から玄関まで
砂利道なので、車椅子が押せなくて。車椅子用の道をつくってくれませんか」

車を降りてから玄関まで４０ｍ近く。モルタル（砂とセメント）で作ることにしました。

元建築関係の便利屋やまこむさんに協力をあおぎました。

約１.５リューベの砂。かなりあります。　　炎天下。汗びっしょり。クソ暑かったですね。

枠組みの中にモルタルを流し、鏝（こて）で均（なら）します。

少し乾いてから、ほうき目を入れます。

ちょっと腰が痛くなりました。

先日、古い太陽熱温水器を取り外したのですが、そのお宅から

「新しいの買ったから、取り付けてください」との依頼。

屋根の上に載せるのは、ナントカできても、給配管の工事はけっこう大変でした。

工事用の詳細説明図と首っ引きで、配管材料の調達からです。

やっと、取り付けが終わり、いよいよ給水。

「よし、給水開始！」

・・・「あれ？　水あがらないよ」

「そんなはずないけど」

屋根を降りて、バルブを調整したら

「お！　上がった、上がった。」・・・ほっとしました。

・・・しばらくして、

お湯が出るかのチェックです。

お風呂場で、「お湯がまだ出ないんですが・・・」と依頼主。

「え〜、どうして？」

・・・

依頼主がお湯と水の蛇口を締めたり、開けたり・・・。

やがて・・・『ゴボッ』と空気が抜ける音が。

「お！　出ました。」　

『よかったぁ〜！』・・・工事完了でした。

参照→水圧が低くて・・・