「ダメ。そこは写真撮らないで」

真っ黒なカビのかたまりの壁です。
「写真を撮ってもいいですか?」と尋ねても
そこは撮らせてもらえませんでした。


クロスクリーニングは南向きの和室から始めました。
比較的カビが少ない部屋です。

洗剤がつかないように養生した後
オールパーパスという中性洗剤を10倍に薄めた溶液を
スプレーで吹き付けて、ブラシで塗布します。

待つこと約3〜5分。

浮き上がってきた汚れと表面のカビをウェスでふき取ります。 そして水拭き。さらに乾拭き・・・そのくり返し。

予想以上に、カビのシミは取れていきました。

『おっいけるかな』と思いました。

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次は、問題の北向きの部屋、真っ黒なカタマリ。
表面のカビはなんとかとれましたが、
カビの黒いシミは数回くりかえしても取れません。

強くこすると、クロスですから表面に傷がつく可能性もあります。

カビ取り剤を塗布します。
緑色のクロスのため漂白作用のあるカビキラーⅡは使えません。
酸性のカビ取り剤を使いました。

しかし約2~3時間置いても
黒いカビが薄くなる様子も見えません。

『あれー、これはやっぱりダメかなぁ』

少々自信をなくしてきました。
どうしようもなく、再度、カビ取り剤を塗布しました。

和室三部屋が終わり、リビングダイニングを明日に残して初日終了。

 

翌朝、一番最初に、気になっていた北向きの和室の壁を見てみました。

なんと! 黒いカビが取れてるではありませんか!

完璧とはいえませんが、ほとんど目立たない状態です。 

ほっとしました。

カビ取り剤が浸透するまでに時間がかかることがよくわかりました。

 


次は24畳のリビングダイニング、クロスの色はアイボリー。
黄色のカビの斑点が点々とひろがっています。

油汚れに強いアルカリ性洗剤を塗布、拭き上げた後、
残ったカビの部分に今度はカビキラーⅡを塗っていきます。

剥がれたクロスはジョイントコークをつけて貼り合わせます。

白いクロスは、拭き取るときに気を使います。
へたな拭き方をすれば汚れが残ってしまいます。

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 夕方5時になって、移動した家具の片付けも終え、
フロア全体に掃除機をかけました。

部屋が明るくなった気がしました。
残ったカビのシミも時間がたてば次第に消えていくでしょう。

 

「まあ、おかげさまで まるでクロス貼り替えたみたいね」

 

そう喜んでいただいてよかったのですが、
まだカビのシミが取れるまでは安心はできません。
後日その確認と一部剥がれたクロスの貼り直しに伺うことにして
一応の作業終了となりました。


クロスの貼り替えの見積もりも取ってあったそうです。
今回のクロスクリーニングはその1/3ぐらいでできました。


しかし、カビのシミは貼り替えた状態に戻るわけではありません。
ほとんど目立たなくなる、という程度です。
他のクロスクリーニング業者さんも言うとおり、
長年貼っていたポスターや額の裏の色あせも
やはり、きれいには取れませんでした。

ともあれ、以前と比べたら見違えるようになったのは事実です。

おかげざまで、カビ取りクロスクリーニング・・・ナントカ自信がもてました。

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