多品種少量生産

　日曜日の朝、テレビを見ていたら、「多品種少量生産」で業績を伸ばしている 北海道の中小企業の紹介をしていました。

確かに、普通考えたら、今までのように「少品種大量生産」の方が生産性が高いでしょう。

しかし、個人の嗜好の多様化が進んできた今の時代は、お客様の注文に合わせて、
細かな柔軟な対応ができることの方が、結果的には生産性が高くなります。

いくら同じモノを、たくさん作っても、買う人がいなければ、
在庫をかかえて、その商品の価値は、次第に下がってしまいます。

在庫は経費ですから、結局は原価割れで販売ということにもなりかねません。

私がやっている便利屋という仕事は、

おとといは・・・、スズメバチの駆除
昨日は・・・、庭木の剪定と草刈、
今日は・・・、不要品の引き取り
明日は・・・、車での送り迎え
あさっては・・・、家具の製作

といった感じです。 まさに、お客様の注文に応じた「多品種少量生産」の極みと言えるのかもしれません。

便利屋を長く続けるポイントは、
お見積もりに伺った際に、お客様の意向を素直に聴くこと。
そして、お客様のニーズ、意向通りに仕事をすること、だと思っています。

お客様の意向を聴かず、自分で「こっちの方がいい」などと勝手に判断したり してしまわないことです。

「有馬さん、切りすぎー」

先日の失敗談です。

ご近所で剪定を依頼された際に、大きな木を、全体的に強めの剪定をしてしまい

「有馬さん、切りすぎー。」と言われてしまいました。

便利屋は、‘こだわり’　を捨てなければいけません。 お客様の意向に素直にしたがう、柔軟さが必要だと、あらためて思いました。

「お話相手」するときなどは、自分の意見などヘタにはさまずに、

「ただ聴く」ということが重要なポイントなのですが・・・。 

便利屋として、私のまだまだ、至らぬ点ですね。・・・反省。