マンションは戸建てよりも密閉度が高く「結露」する場合が多いようです。
この季節、朝起きたら、窓に「結露」がびっしり、というお宅も多いのではないでしょうか。
先日、私のマンションの隣人と話をしていたら、「結露」の話になりました。
そのお宅は13階建マンションの最上階の角部屋で、特に冬は冷たい風がまともに吹きつけ「結露」の量はかなりものです。
玄関ドアの下は「結露」の水が流れるように落ちて、大きな水溜りが出来ていいます。
長年の「結露」で、カビの発生やクロスのはがれが起きています。建具にも影響が出ていました。
「結露」というのは、家を維持するのに(健康にも)大敵、であることがわかります。
わが家に帰って、女房と結露の話になりました。
「うちだって、昔は結露ひどかったでしょ」
「あれ、そうだっけ?」
「そうよ、冬の時期は、朝起きたら、スクイジーで結露の水を取ってたでしょ」
「あ~、そういえば、そうだったね」・・・思い出しました。
ここ8年ぐらい、そんな状況がなくなって、すっかり忘れていました。
ここで読者の方に問題です。
わが家はどうやって、結露の悩みから解放されたのでしょうか?
「エアコンのドライ設定で風を循環させている。」
・・・違います。我が家はエアコンはあっても夏のよほど暑い時期に、お客様が来られた時以外は使いません。
「30分おきに窓を開けて換気をしている」
・・・違います。わが家の人間は、そんなにマメではありません。それに寒いです。
「床暖房にした。二重窓にした」
・・・違います。そんなにお金はかけていません。
「暖房はコタツだけ」
・・・違います。フローリングでテーブルと椅子の生活です。
「除湿機を使っている」
・・・違います。除湿機どころか、昔のタイプの石油ストーブにやかんをのせて、たっぷりと蒸気を出しています。
湿度70%を超えているかも。
「いい加減に教えろよ」と言う声が聞こえてきました。
実は・・・、
その答えは・・・「サーキュレーター」です。
石油ファンヒーターをお湯が沸かせる昔のストーブに変えた頃、暖房効果を上げるためにサーキュレーターを置きました。
温かい空気は天井にたまります。その空気を風で足元まで循環させています。
結露をしなくなったのは、このサーキュレーターを置いてからだということが、女房と話してわかりました。去年はファン付きの照明を取り付けました。
部屋の中でゆっくりと風が回っている状態を作り出したおかげで、結露がほとんどなくなりました。
もちろん、このことは、上記の隣人にお伝えしました。
「結露」のお話でした。
後日談。その隣人も早速サーキュレータを購入したとか。
聞いてみると、「一発で結露なくなりましたよ」
・・・やはり、サーキュレーターはいいようです。